『燃えよドラゴン』(ブルース・リー主演)はギャグ映画!?

アクション映画はあまり好きではないのですが、映画好きを公言しているので、ブルース・リーの作品を1作くらいは見ておこうと思い、傑作と名高い「燃えよドラゴン」を観てみました。

あらすじは割愛します。僕がすごいと感じたところのみお話したいと思います。

 

先ずは、映画の冒頭、弟子に稽古をつけるシーン。これは有名なシーンだと思います。

「Don't think feel!」ってセリフが出てきます。弟子に稽古をつけ、どう感じたかと問うリーに、うーんと弟子が考える。それに対し「考えるな、感じろ!」と叱るシーンです。これが元ネタなのか、もっと昔の映画にでてきていて、それに対するオマージュなのかは分かりませんが、有名なセリフですね。

 

さて、次はラスト。最後のラスボス(ハン)を倒すシーンです。リーに追い詰められたハンは、逃げるように全面鏡張りの部屋へとリーを誘います。その部屋では鏡に映ったハンか、実在のハンかが分からず、リーは苦戦を強いられます。

ここで僕は、なるほど、目を閉じ、五感を研ぎ澄ませ、相手の動きを察知してハンを倒すのかなと思って観ていましたが、、

なんと、リーは、鏡をたたき割り、ハンが鏡に映らないようにして、倒してしまったのです。。。

 

「なにが 『Don't think feel!』 やねん!めっちゃ考えて戦っとるやないかい!!」

もー、大爆笑しました。

 

こーゆーのを劇的アイロニーっていうのですが、前振りからボケまでがこんなに長い映画は初めてで衝撃的でした。(調べると、弟子に稽古をつけるシーンが開始約7分、ラストの鏡を割るシーンが約139分でした。)

個人的には「ブンミおじさんの森」に匹敵するくらい衝撃的なアイロニーでした。